マツ再生プロジェクト
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第5回松林防除実践講座のご報告 2日目

 

2日目は、響灘に面する三里松原へ実習の場を移した。県森連作業班により当年の被害木を伐倒し、長さ1m程度に玉切り、マツノザイセンチュウを顕微鏡で確認するため、県森林林業技術センターにより被害木から複数箇所材片を採取した。参加者はグループに別れ、玉切りした材の後食痕・産卵痕、マダラカミキリ幼虫の観察を行った。続いて、県森林林業技術センターより「潜在感染木」の有無確認のための小田式松脂滲出調査要領の説明を受け、当年枯死木に近接する20×20mの4区画内に生立するクロマツを参加者がポンチを使い樹皮を剥離した。

 

伐倒・玉切り
伐倒・玉切り

さらに、県森連作業班による伐倒くん蒸処理のデモンストレーションを見学の後、参加者による実習、また出光興産(株)・井筒屋化学産業(株)のご協力による天敵微生物製剤「バイオリサ・マダラ」(ボーベリア菌シート)を使ったデモンストレーションと実習を行った。昼食後、参加者が自分で穿孔したクロマツの松脂滲出状況を確認、保護剤による剥皮部分の補修を行い、三里松原での実習を終了した。

 

材片の採取 被害木の観察
材片の採取 被害木の観察
産卵痕の確認 産卵痕の確認
産卵痕の確認
ポンチによる樹皮の穿孔 樹皮の剥離
ポンチによる樹皮の穿孔 樹皮の剥離
松脂滲出を確認し保護剤で剥皮部分を補修 森林組合作業班によるくん蒸処理デモ
松脂滲出を確認し保護剤で剥皮部分を補修 森林組合作業班によるくん蒸処理デモ
参加者によるくん蒸処理実習 バイオリサ・マダラの施用デモ
参加者によるくん蒸処理実習 バイオリサ・マダラの施用デモ

 

ベールマン法およびマツ材線虫病診断キットによるマツノザイセンチョウ判定を確認する参加者
ベールマン法およびマツ材線虫病診断キットによるマツノザイセンチョウ判定を確認する参加者

次に、岡垣町中央公民館へ移動し、ベールマン法により採取材片から滲出したマツノザイセンチュウの顕微鏡による確認、および今年度開発された「マツ材線虫病診断キットの使用方法と判定方法」について、県森林林業技術センターより一連の説明受け、参加者は新たに開発された診断方法について熱心に質問していた。

さらに、販売元である(株)ニッポン・ジーンの担当者からキットに関する補足説明を受けた。

 

また、三里松原の火災跡地で実施された「マツノザイセンチュウ抵抗性マツ現地適応試験地」について、九州育種場より概要のご説明を受けた。

 


ベールマン漏斗に材片を入れる 陽性コントロール(緑色に変化)左2サンプル
ベールマン漏斗に材片を入れる 陽性コントロール(緑色に変化)左2サンプル
UV照射、右2サンプルが陽性コントロール 抵抗性マツ現地適応試験地の説明
UV照射、右2サンプルが陽性コントロール 抵抗性マツ現地適応試験地の説明

 

参加者への講座修了証交付
参加者への講座修了証交付

最後に、当センター企画広報室長より参加者の皆様へ講座修了証の交付を行い、2日間の講座全日程を盛況のうちに終了した。

 

本講座開催にあたり、林野庁、福岡県、岡垣町、松保護士会、全国森林組合連合会、福岡県森林組合連合会、(社)ゴルファーの緑化促進協力会よりご後援をいただき、運営に際しては、福岡森林管理署、(独)森林総合研究所林木育種センター九州育種場、福岡県林業振興課、福岡県森林林業技術センター、岡垣町農林水産課/環境共生課、福岡県森林組合連合会に大変ご尽力をいただいたことに対し、改めて謝意を表する次第である。

 

2009年松林防除実践講座のプログラム

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