神割崎(かみわりさき)
所在地
本吉郡南三陸町戸倉字寺浜81番地23
規模
幅平均0.05km、長さ1km、面積5ha、樹齢10〜100年
指定
南三陸金華山国定公園第1種特別保護区、魚つき保安林
問合せ
南三陸町産業振興課観光振興係 電話0226-46-1378
南三陸金華山国定公園の真ん中、志津川湾の南端にあるリアス式海岸。背後に老松と芝生を抱え、眼下の奇岩に波しぶきが舞い踊ります。
その昔、この地に大鯨が打ち上げられました。当時は長清水浜(現寺浜・長清水行政区)と隣村の十三浜(現石巻市)との境が確かでなかったため、両村は鯨の取り合いで争いとなりました。その夜、突然大音響とともに崎が2つに割れ、鯨もまた2つになりました。両村の人々は神の裁きであろうと鯨を分け、この崎を両村の境に決めました。これが「神割崎」と呼ばれるようになったといういわれです。男性的な海岸美と、風雨に耐えたクロマツを中心とした松林が調和し、観光客を和ませています。また、2つに割れた奇岩の間から太平洋の怒濤が流れ込む迫力は見ものです。
現在、キャンプ場(オートキャンプ場やレストラン)も整備され、年間20万人の観光客が訪れ、賑わっています。
5月の連休には「南三陸潮騒祭り」が開催され、地元でとれた新鮮な海産物や農産物の販売や、郷土芸能などで賑わいます。夏には夜空の星の下、眼下太平洋にイカ釣船の漁り火が眺望でき、ロマンチックな夜を演出します。
また、2月と11月には神割崎の間から朝日が昇り、一景で人気スポットとなっています。
・宮城県ホームページ(みやぎの自然公園)
・南三陸町観光協会ホームページ
●電車やバスの場合
JR気仙沼線志津川駅下車
●車の場合
三陸自動車道「石巻河南」I.C.から40分 駐車場有り
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